空冷式熱交換器とは?メリット・デメリットを解説!

空冷式熱交換器とは、空気を冷却媒体として用いる熱交換器です。フィンチューブの束からから成る管束とファンで構成されており、冷却対象となる液体を流した管束にファンで送風し、液体と空気の温度差によって液体を冷却します。
空冷式熱交換器は、空気と電源があれば運用できるため、設置場所の制限が少ないというメリットがあります。加えて、ランニングコストが比較的低く、大気を利用するため環境にも優しい熱交換器です。一方で、空冷式熱交換器はサイズが大きく、周辺の空気以下の温度に冷却できないので注意が必要です。
なお、空冷式熱交換器は管束の下部にファンが設置されている押込通風型が主流ですが、管束の上部にファンが設置されている吸込通風型と呼ばれるタイプもあります。吸込通風型はメンテナンス性が低いものの、雨や日光などの影響を受けにくいというメリットがあります。